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パニック症(パニック障害)

パニック症(パニック障害)

もくじ

はじめに

近年、働く人々のメンタルヘルスに対する関心が高まっており、仕事のストレスがきっかけで心の不調を訴える方は珍しくありません。長時間労働や人間関係のトラブル、過度のプレッシャーなど、現代社会ならではの職場ストレス要因が心と体に負担をかけています。その中でも「パニック症(パニック障害)」は、突然の強烈な不安発作が生活や仕事に支障をきたす代表的な不安障害の一つです。

「仕事とこころのクリニック」は、働く世代の方が安心して自分の心の状態を相談できる場を目指しています。当クリニックでは、パニック症をはじめとする不安障害、うつ病、適応障害、ストレス関連障害など、仕事と密接に関係するメンタルヘルスの問題に取り組んでいます。職場でのストレスを背景に心身の不調が表れた場合、早期の相談・治療が回復への近道です。医師やカウンセラー、産業医、場合によっては社会保険労務士やキャリアコンサルタントなど、様々な専門家と連携し、患者様が「働き続ける」あるいは「適切なペースで復帰する」ことをサポートいたします。

架空の症例

架空の症例:Bさん(29歳・女性・IT企業勤務)

背景と職務内容
Bさんは29歳の女性。都内のIT企業でWebデザイナーとして働いています。職場環境は比較的自由度が高く、上司や同僚との関係も良好で、長時間労働や過度なプレッシャーは特にありません。Bさん自身、これまで「職場ストレス」を明確に感じたことはなく、むしろ自分のペースで創造的な仕事に打ち込めることに満足していました。

症状出現と発作の様子
1年ほど前、Bさんは週末のショッピング中、突然、激しい動悸や呼吸困難感、めまい、手足のしびれを感じ、その場で「このまま意識を失うのではないか」「死んでしまうのでは」という強い恐怖に襲われました。ショッピング中というリラックスしているはずの場面で突然発生したため、「何かの病気かもしれない」と不安になり救急外来を受診。血液検査や心電図などを行いましたが、身体的異常は見つかりませんでした。

その後も、特別なストレスや緊張がない状況で似たような発作が数回起こりました。映画館で友人と映画を観ている最中や、休日に自宅でくつろいでいるときなど、日常生活のささいなシーンでも発作が訪れます。身体検査では異常がないため、Bさんは「なぜこんな発作が起きるのだろう」と不安を募らせるようになりました。

職場への影響
Bさんは職場で大きなストレス要因を感じておらず、むしろ仕事に没頭できる時間を楽しんでいました。しかし、発作を何度か経験したことで、「職場で発作が起きたらどうしよう」「クライアントとの打ち合わせ中に発作になったら迷惑ではないか」という予期不安が芽生え始めました。

この予期不安から、Bさんは徐々に外出先での打ち合わせを避けるようになります。顧客訪問が予定されると、「体調が急に悪くなったら」という理由をつけて他の同僚に引き継いだり、オンライン会議を提案したりするようになりました。また、職場でちょっとした動悸や息苦しさを感じると、「また発作がくるかも」と意識が仕事に集中できなくなります。結果として、直近の案件では締め切り直前になっても集中力が続かず、以前より作業効率やアウトプットの質が下がっていました。

上司はBさんの変化に気づき、直接的な業務負荷の問題がないことから「何か体調面で困っていないか」と声をかけました。Bさんは最初は戸惑いましたが、「最近、息苦しくなることがある」とだけ伝え、上司の勧めもあり専門家に相談してみることにしました。

クリニック受診と診断
Bさんは近くの精神科クリニックを受診しました。担当医はBさんから詳細な発作時の症状、頻度、発生状況を聞き取りました。その結果、特定のストレス因子や状況が見当たらないにも関わらず、繰り返し突然生じる強い不安発作(パニック発作)があり、その後、「また起こるのでは」という予期不安によって生活・仕事上の行動が制限されていることが分かりました。

他の疾患を否定するために簡易な身体検査を再度行いましたが、やはり身体的異常は認められず、総合的な評価からパニック症(パニック障害)の診断が下されました。

治療方針

  1. 薬物療法
    不安を軽減し、発作の頻度や強度を下げるために、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を処方。効果発現には数週間かかるため、その間は必要に応じて頓服の抗不安薬を使用することになりました。
  2. 認知行動療法(CBT)
    発作に対する恐怖や「発作は予測不能で避けられない大惨事」という思い込みを見直すことから始めました。なぜストレスがないのに発作が出るのか、身体反応そのものが必ずしも危険を意味しないこと、発作は一時的なもので、最終的に自然におさまることなどを理解することで、発作への過剰な恐怖を和らげる方法を学びます。また、徐々に「発作が起きそう」と感じる場面(例えば、普段通り会社のオフィスで仕事をする時間や、社外ミーティングへの少しずつの参加)に曝露し、その際に学んだ呼吸法やリラックス法で不安をコントロールする練習を行いました。
  3. 職場との連携・環境調整
    ストレスが顕在化していない職場とはいえ、Bさんが再び安心して働くには、発作や不安に対するある程度の理解が必要です。Bさんの同意のもと、担当医は産業医を通じて上司に対し、Bさんが治療中であること、時折短い休憩や呼吸法で気持ちを落ち着かせる必要があること、可能な範囲でオンライン打ち合わせから対面打ち合わせへ徐々に移行するプロセスを踏むことなどを提案しました。職場はこれを理解し、急な発作が起きても、一時的に席を外すことを許容するなど、柔軟な対応を行うことを約束しました。

治療経過
1~2ヶ月後、Bさんは薬物療法によるベースラインの不安軽減を実感し始めました。それまで休日に何気なく起きていた発作の回数が減り、起きたとしても「これは一時的なもの」「放っておけば数分で収まる」と考えられるようになってきました。

CBTでは、「なぜこんなタイミングで?」「仕事がきついわけでもないのに」という疑問が解消されていきました。パニック発作は特定のストレス因子がなくても起こりうること、発作そのものは体の誤作動反応であり、実質的な危険をもたらさないことを学び、恐怖を恐怖で増幅する悪循環から抜け出す練習を重ねます。

3ヶ月が経過する頃には、Bさんは社内での打ち合わせに徐々に対面参加できるようになりました。発作への対処法を身に付けたことで「万が一発作が来ても、パニックにならず対応できる」という自信がつき、以前より落ち着いて業務に取り組めるようになりました。

6ヶ月後には、Bさんは顧客訪問にも少しずつ同行するようになり、「発作があるかもしれないが、自分には対処法がある」「職場も理解してくれる」という安心感から、本来のデザイン業務に集中できるようになってきました。発作そのものは完全には消えていないものの、出ても軽度で短期間で済み、以前のような強烈な恐怖は大幅に軽減しています。

治療成果と現在の状態
初診から約9ヶ月で、Bさんはほぼ通常通り業務をこなしています。社外ミーティングも必要に応じて参加可能となり、顧客とのコミュニケーションの質も安定してきました。発作が起きること自体を完全にコントロールすることは難しいものの、もし起きたとしても「落ち着いて対応できる」感覚が身についています。Bさんは引き続き、月に一度程度カウンセリングを受け、セルフケアスキルを維持しつつ、職場の協力体制のもとで安心して働ける日常を取り戻しています。

パニック症(パニック障害)とは何か

パニック症(パニック障害)は、繰り返し起こる強い不安発作(パニック発作)と、それに続く「また発作が起こるのではないか」という予期不安が特徴的な精神疾患です。特定の状況や物事が誘因となるとは限らず、突然、不意打ちのように激しい不安が襲い、動悸や呼吸困難、めまい、死の恐怖などが生じます。そのため、発症当初は心臓病や呼吸器疾患、脳の病気ではないかと疑い、救急外来へ駆け込む方も少なくありません。

パニック症は身体的異常が必ずしも見つからず、医療機関で検査をしても異常所見が得られないケースが多々あります。そのため、精神科や心療内科の専門医が、詳細な問診や評価を通じて診断を行います。「仕事とこころのクリニック」では、勤務状況やストレス源も含めて丁寧にヒアリングし、適切な対応策を導くよう努めます。

パニック発作とその症状

パニック発作は、数分以内にピークに達する激しい不安エピソードです。主な症状には以下のようなものがあります。

  • 強烈な動悸、心臓のドキドキ感
  • 呼吸困難、息苦しさ、過呼吸
  • 発汗、ふるえ、寒気またはほてり
  • 胸痛、不快感
  • めまい、ふらつき、気が遠くなる感覚
  • 手足のしびれ、脱力感
  • 「このまま死んでしまうのでは」「正気を失ってしまうのでは」という強い恐怖感

こうした症状が職場で突然起こると、「仕事中に倒れてしまったらどうしよう」「周囲に変な目で見られるのでは」という不安や恥ずかしさが追加され、さらに予期不安が高まることがあります。その結果、出勤や業務遂行が困難になり、仕事のパフォーマンスが低下し、人事考課やキャリア形成にも影響してしまう可能性があります。

パニック症と仕事・職場環境との関連性

パニック症は必ずしも仕事が原因で発症するわけではありませんが、職場のストレスは発作を引き起こす大きな要因となり得ます。たとえば、以下のような職場状況がパニック症状を誘発・悪化させるケースが見られます。

  • 長時間労働や不規則な勤務時間:慢性的な疲労や睡眠不足は不安耐性を下げます。
  • 過度なプレッシャーやノルマ達成要求:業績不振やミスへの恐怖が不安反応を促します。
  • 職場いじめやハラスメント:人間関係トラブルが心的ストレスを高め、予期不安を増幅します。
  • キャリア不安・将来への不透明感:正社員登用、昇進・降格、人事異動などへの不安。
  • 繰り返し発生するトラブル対応や危機対応:常に緊張感が張りつめ、心が休まらない。

「仕事とこころのクリニック」では、こうした職場由来の要因を丁寧に整理し、必要に応じて産業医や企業側担当者とも連携しながら、患者様が安心して働ける環境を整えるための助言を行います。

パニック症の有病率、発症年齢、性差

国内外の研究によれば、パニック症は一生のうち数パーセント程度の人が経験するとされています。発症年齢としては20~30代に多く見られ、働き盛りの世代に発症することも少なくありません。女性の方が男性よりもやや有病率が高い傾向が報告されています。

働く世代で発症すると、仕事と生活が密接に絡み合っている時期だけに、パニック症はキャリア継続や家庭生活にも影響を及ぼします。そのため早期発見・早期治療が非常に重要です。「仕事とこころのクリニック」では、働く患者様が将来への不安に対処できるよう、適切な治療計画とサポート体制を提供します。

パニック症がもたらす生活への影響:特に仕事上の支障について

パニック症は発作時の苦痛だけでなく、その後の予期不安が行動範囲を制限します。例えば以下のような生活上・仕事上の影響が考えられます。

  • 電車やバス通勤への不安:過密な通勤電車で発作が起こるのではという恐怖から、自家用車通勤やタクシー移動を余儀なくされる、場合によっては出勤が困難になる。
  • プレゼンテーションや会議での不安:人前で話す際に発作が起きたらどうしようという恐怖が集中力を削ぎ、自信を失わせる。
  • 外回り営業や出張業務の困難:特定の場所(密閉空間や人混み)での発作経験があると、そのような業務形態そのものが回避対象となる。
  • 業務効率低下と評価への影響:不安定な体調から休職や遅刻、早退が増え、結果的に評価や昇進、キャリア形成に影響が及ぶ。

こうした問題に対処するには、症状コントロールと同時に、職場環境や働き方の改善、スケジュールや業務内容の調整が不可欠です。

職場ストレスがパニック発作を誘発するメカニズム

職場ストレスは、身体的・精神的な疲労を蓄積させ、不安に対する脆弱性を高めます。以下は簡略化したメカニズム例です。

  1. 慢性的なストレス負荷:長時間労働や対人摩擦が続くと、交感神経優位状態が慢性化し、リラックスする余地がなくなります。
  2. 睡眠不足や不規則な生活習慣:身体が回復する機会が減り、不安定な情緒が持続しやすくなります。
  3. 不安感の蓄積:小さなミスや叱責でも大きな脅威として認識され、「次も失敗するのでは」という予期不安を生み出します。
  4. 身体感覚への過剰な注目:仕事中にちょっとした動悸や息苦しさを感じると、「発作の前兆かも」と認知し、不安スパイラルに陥ります。
  5. パニック発作発現:こうした要因が重なり、不意に激しい発作が生じると、その記憶がさらなる予期不安を強化します。

このような悪循環を断つためには、ストレスマネジメントや職場改善、カウンセリング、医師による治療的介入が求められます。

パニック症と併存しやすい疾患:うつ病、広場恐怖症、物質使用障害、職場不適応など

パニック症の患者さんは、他の不安障害や気分障害を併発しやすくなります。特に以下が重要です。

  • うつ病:常に不安と緊張が続くと、気分が落ち込み、無力感や意欲低下が表れ、うつ病を併発するケースがあります。仕事への意欲が低下し、欠勤や離職のリスクも高まります。
  • 広場恐怖症:発作が起きた場所や状況(満員電車、会議室、エレベーターなど)を避けるようになり、行動範囲が狭まる「広場恐怖症」を併発することがあります。これは出社や外勤、顧客先訪問が困難になる原因にもなります。
  • 物質使用障害:不安をやわらげるためにアルコールや薬物に依存するケースもあり、これが新たな問題を引き起こします。
  • 適応障害・職場不適応:職場環境への適応が困難になり、長期休職や退職に至ることもあります。

当クリニックでは、こうした併存症についても総合的に評価し、必要な治療プランを提案します。


診断の流れと「仕事とこころのクリニック」での受診ポイント

パニック症の診断には専門医による問診が欠かせません。受診時には以下の点を整理しておくとスムーズです。

  • 発作が起きる頻度、継続時間、状況
  • 症状の具体的な内容(動悸、めまい、呼吸困難など)
  • 仕事の内容や勤務形態、職場でのストレス要因
  • これまで試した対処法、内服薬の有無
  • 家族歴や過去の精神疾患の有無

「仕事とこころのクリニック」では、職場環境や働き方の背景を丁寧にヒアリングします。必要に応じて企業内産業医や人事部門と連携し、就業上の配慮や復職プランを検討することが可能です。働く方特有の事情を踏まえた診療は、職場定着や円滑なキャリア継続につながります。

治療法:薬物療法、認知行動療法、職場復帰支援

薬物療法

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)や抗不安薬を用いて不安閾値を下げ、発作頻度を抑えます。ただし効果発現まで数週間要することが多く、その間は焦らずに様子を見ます。

認知行動療法(CBT)

思考パターンの改善や不安誘発状況への曝露療法を行い、発作に対する過剰反応を緩和します。仕事の場面を想定したロールプレイや対処スキル訓練が有効です。

職場復帰支援

休職中、あるいは勤務しながら治療を受ける場合、復職プログラムや段階的な業務負荷軽減、柔軟な働き方などを検討します。産業医や職場上長、人事担当者との調整を行い、職場での配慮事項を明確にします。産業医は職場環境を把握し、健康管理に責任を持つ専門家です。当クリニックと産業医が連携することで、患者様が安心して働ける職場改善策を練り、復職後もメンタルヘルスを安定的に維持する支援が可能となります。

長期的視点での経過と予後:再発予防と職場環境調整

パニック症は慢性経過をとることがあり、一時的に寛解しても再発リスクは存在します。長期的な予後改善には以下が重要です。

  • 再発のサインを早期に察知:体調不良や睡眠乱れ、職場でのイライラ増加など、小さな変化に気づくこと。
  • 定期的なフォローアップ:状態が安定していても定期的に専門医やカウンセラーに相談し、悪化予防策を検討します。
  • 職場環境の見直し:働き方改革や周囲の理解促進を通じて、持続的に安心して働ける環境をつくる。

「仕事とこころのクリニック」では、患者様が長期的な視野で心身の健康を保てるよう、必要に応じて勤務先との情報共有やカウンセリング継続を提案します。

セルフケア:仕事とプライベート双方で活用できるストレスマネジメント

治療と並行して、患者様ご自身が行えるセルフケアも大切です。以下のような方法があります。

  • 規則正しい生活リズムの確保:十分な睡眠やバランスのとれた食事で心身のコンディションを整える。
  • 軽い運動習慣:ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、気軽に始められる運動でストレス解消。
  • リラックス法の習得:呼吸法、マインドフルネス、漸進的筋弛緩法などを取り入れ、緊張状態を緩和する。
  • オンオフの切り替え:仕事とプライベートをはっきり分け、休むべき時はしっかり休む。
  • サポートグループやコミュニティへの参加:同じような悩みを持つ人々との交流で安心感を得る。

仕事を続けながらこれらのセルフケアを実践することで、不安やストレスにうまく対処し、症状の悪化や再発を防ぎやすくなります。

上司・同僚・家族によるサポートのあり方

パニック症は本人にとって制御し難い症状を伴います。周囲の理解とサポートが大変重要です。

  • 上司・同僚:
    • 無理な残業を課さない、休憩を取りやすい環境を整える
    • 業務内容や量を相談しながら調整する
    • 「気のせい」「甘え」などの言葉で片付けず、客観的に支援方法を検討する
  • 家族:
    • 話をよく聞き、否定せず受容的態度を取る
    • 発作が起きた際に安全な場所を確保したり、呼吸法を一緒に試したりする
    • 通院や治療へのモチベーションを後押しする

理解ある環境は予後を大きく改善します。「仕事とこころのクリニック」では、職場や家族を含めたサポート体制構築のアドバイスも提供しています。

信頼できる情報源、ガイドライン、および「仕事とこころのクリニック」の役割

パニック症に関する情報はインターネット上にあふれていますが、信頼性が担保された情報を得ることが重要です。公的機関、学会、精神医学の専門書籍、医療機関の公式ホームページなどを参照してください。

また、WHOのICD-11や米国精神医学会のDSM-5などの国際的診断基準、各国で策定された不安障害治療ガイドラインは、専門家がエビデンスに基づいてまとめた指針です。

「仕事とこころのクリニック」はこれらのガイドラインやエビデンスに基づき、働く方々に合わせたオーダーメイドの治療を提供します。職場環境を視野に入れたメンタルヘルス支援は、単に症状を緩和するだけでなく、生き生きと働き続ける土台を築くことを目指します。

まとめ:健康的な働き方とパニック症克服への道筋

パニック症は、予期せぬ不安発作や予期不安によって生活の質を著しく低下させる疾患です。特に「仕事」という要素が絡むと、通勤、会議、業務上の人間関係、評価や昇進問題など、さまざまなストレス源が症状の増悪要因となり得ます。とはいえ、パニック症は適切な治療やサポート、職場環境の調整によって症状コントロールや改善が可能です。

「仕事とこころのクリニック」は、働く世代に特化したメンタルヘルスケアを行います。単なる薬物療法やカウンセリングにとどまらず、産業医や企業と連携しながら、職場環境改善や復職支援にも取り組みます。患者様が自分らしく、心身ともに健康な状態で働けるよう、多角的なサポートを提供します。

職場で感じる息苦しさや不安に悩んでいる方、日々のストレスで心が疲れている方、パニック発作の恐怖が生活を蝕んでいる方は、どうかお一人で悩まないでください。専門家の手助けや身近な人の理解を得ながら、安心して働ける日常を再構築しましょう。

もくじ